
オランダを代表する画家、フェルメールが描いた「ヴァ―ジナルの前に座る女」(2023年7月11日より追加展示)の脳活パネル“世界の名画で脳活!@大塚国際美術館”が登場。左右に並べた絵画の中に、ちがうところが7つあります。まちがいさがしで脳を楽しく活性化!
【設置期間】 2023年9月1日(金)~2024年3月31日(日)
【設置場所】 地下3階 インフォメーション付近

チャレンジした後は原寸大の陶板名画を細部まで鑑賞!
フェルメールの最晩年とされる作品

地下2階 展示室54 フェルメール「ヴァ―ジナルの前に座る女」 ナショナル・ギャラリー所蔵(イギリス)
カーテンの奥に隠れた窓から差し込む光に照らされた女性は、ヴァージナル(チェンバロに似た小型の鍵盤楽器)を弾きながら微笑みを浮かべ、私たちを見つめています。
鑑賞者を合奏に誘うかのように手前に置かれた、弾き手のいないヴィオラ・ダ・ガンバは一緒に演奏する男性の存在を示しているとも。
当時の画家たちにとって、楽器は男女の「愛」を象徴するモチーフのひとつであり、愛を表現するために楽器や音楽が用いられていました。

世界各国に点在するフェルメール作品をめぐる旅へ!
37点ともいわれるフェルメールの作品のうち、当館では9点を一堂に鑑賞することができます。

地下2階 展示室54 フェルメールギャラリー
大塚国際美術館で鑑賞できるフェルメールの作品9点
作品番号 | 題名 | 所蔵先名 |
413 | デルフトの小路 | アムステルダム国立美術館、オランダ |
414 | デルフトの眺望 | マウリッツハイス美術館、オランダ |
1060 | 真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女) | マウリッツハイス美術館、オランダ |
463 | 手紙を読む女 | アムステルダム国立美術館、オランダ |
464 | 牛乳を注ぐ女 | アムステルダム国立美術館、オランダ |
1084 | ヴァ―ジナルの前に立つ女 | ナショナル・ギャラリー、イギリス |
1085 | ワイングラスを持つ娘 | ヘルツォーク・アントン・ウルリヒ美術館、ドイツ |
1086 | 地理学者 | シュテーデル美術館、ドイツ |
1089 | ヴァ―ジナルの前に座る女 | ナショナル・ギャラリー、イギリス ※2023年7月11日~追加展示 |
展示作品リストは こちら

ヤン・フェルメール
1632年オランダ デルフト生まれ。21歳のときから画家としての活動を始め、デルフト画家組合の理事も務める。手紙、音楽、恋愛などを題材とする室内の日常生活を描き、緻密な筆遣いや計算された光の表現、幾重にも解釈できる画中画など、鑑賞者を魅了する美しく繊細な作品を残した。1675年43歳で没するとその作品は次第に忘れ去られてしまったが、19世紀になって改めて評価されるようになった。全帰属作品数は、約37点とされている。