ゴッホへのオマージュ作品追加
2019年3月30日(土)より公開
イサーク・イスラエルス
「ヴァン・ゴッホ『ヒマワリ』の前に立つ女」
1920年頃 70.5×50.5㎝ ゴッホ美術館、オランダ
大塚国際美術館は、オランダ印象派を代表する画家イサーク・イスラエルス(1865-1934)が描いた「ヴァン・ゴッホ『ヒマワリ』の前に立つ女」を陶板で原寸大に再現し、ゴッホの誕生日である3月30日に合わせ、同日に追加、常設展示いたしました。
ゴッホ(1853-1890)の弟テオの妻ヨーは、特別な友人であったイスラエルスに3年間(1918~1920)、「ヒマワリ」を無償で貸し出しました。「ヒマワリ」は当時イスラエルスが住んでいたオランダ・ハーグの自宅居間に飾られ、タバコを吸いながら作品に見入る女性が描かれています。多大な影響を受けたゴッホへのオマージュと言っても良い作品です。
ゴッホは花瓶に入った「ヒマワリ」を7枚描いており、イスラエルスの絵に登場するのは4番目の「ヒマワリ」と言われ、ロンドンのナショナル・ギャラリーが1924年に妻ヨーから購入しています。
▲花瓶に入った「ヒマワリ」を一堂に鑑賞できる展示室。左から4番目の「ヒマワリ」がイスラエルスの画中に登場する。
当館で鑑賞できるゴッホ作品一覧(16点)
作品名 | 所蔵先 | 作品No | |
1 | 麦藁帽子の自画像 | デトロイト美術研究所、アメリカ | 704 |
2 | 自画像 | オルセー美術館、フランス | 705 |
3 | アルルのゴッホの部屋 | オルセー美術館、フランス | 707 |
4 | ローヌ川の星月夜 | オルセー美術館、フランス | 708 |
5 | 種まく人 | クレラー=ミュラー美術館、オランダ | 709 |
6 | ガシェ博士の肖像 | オルセー美術館、フランス | 710 |
7 | オーヴェールの教会 | オルセー美術館、フランス | 711 |
8 | ジャガイモを食べる人々 | ゴッホ美術館、オランダ | 1022 |
9 | ヒマワリ | 個人蔵 | 1076 |
10 | ヒマワリ | 1945年兵庫県芦屋市にて焼失 | 1075 |
11 | ヒマワリ | ノイエ・ピナコテーク、ドイツ | 1077 |
12 | ヒマワリ | ナショナル・ギャラリー、イギリス | 1078 |
13 | ヒマワリ | SOMPO美術館、日本 | 1079 |
14 | ヒマワリ | フィラデルフィア美術館、アメリカ | 1080 |
15 | ヒマワリ | ゴッホ美術館、オランダ | 706 |
16 | タラスコンへの道を行く画家 | 1945年消失、ドイツ | 1082 |
(2019年3月時点)