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フェルメール2作品 同時追加

2019年10月1日(火)より追加展示 
「地理学者」「ワイングラスを持つ娘」
▲地理学者
▲ワイングラスを持つ娘
大塚国際美術館は、17世紀オランダを代表する画家フェルメールの傑作「地理学者」「ワイングラスを持つ娘」の2点を陶板で原寸大に再現し、2019年10月1日(火)より公開、展示いたしました。
 
今回追加となる「地理学者」は、これまでの当館展示6作品になかった若い男性、しかも理知的な存在で、フェルメールの世界が広がると同時に、当時のオランダの海外雄飛を(和風の打掛を羽織って)連想させるとともに、当時の学術的なレベルも垣間見せてくれる作品です。一方「ワイングラスを持つ娘」もこれまでの展示作品にはない世俗的な雰囲気に満ちており、寡黙なフェルメールにも、17世紀バロックのヴァニタス画があったことを伝えてくれる、その意味でも貴重な作品です。
 
35点ともいわれるフェルメール作品。今回の2点追加で計8点が同時に鑑賞できます。大塚国際美術館でフェルメールの名作巡りをお楽しみください。

大塚国際美術館で鑑賞できるフェルメール作品 8点

左から)牛乳を注ぐ女、デルフトの眺望、デルフトの小路、手紙を読む女、真珠の耳飾の少女、ヴァージナルの前に立つ女

フェルメール、ヤン

▲当館フェルメールギャラリー
1632年オランダ、デルフト生まれ。21歳のときから画家としての活動を始め、デルフト画家組合の理事も務める。手紙、音楽、恋愛などを題材とする室内の日常生活を描き、緻密な筆遣いや計算された光の表現、幾重にも解釈できる画中画など、鑑賞者を魅了する美しく繊細な作品を残した。1675年43歳で没するとその作品は次第に忘れ去られていったが、19世紀になって改めて評価されるようになった。残された作品は35点ともいわれている。
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