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1977年に地中海・環地中海域の総合的な研究を目指して結成された「地中海学会」の会員研究者を講師としてお迎えし、地中海学会定期講座を開催します。第2回は、片山伸也氏(日本女子大学建築デザイン学部教授)に“イタリアの絵画と建築”についてお話いただきます。西洋名画の鑑賞とともに、地中海地域で花開いた美術、建築、歴史に触れる貴重なこの機会をお見逃しなく!

イタリア都市の変貌 ~中世からルネサンスへ~ 日本女子大学建築デザイン学部 教授 片山 伸也氏より
14世紀、中世末のイタリアは都市の時代と言えるでしょう。半島各地に都市国家が乱立し、今日に至る大都市の中心核が形成されるのもこの頃のことです。政治的にも経済的にも繁栄を謳歌したイタリア都市のシンボルとして大聖堂や市庁舎が建設され、そのインテリアを当代の画家たちの壁画が飾りました。その後、15世紀にルネサンスの時代が訪れると透視図法を用いた絵画表現が追求され、建築空間にも大きな影響を与えます。この講座では、絵画と建築、そしてその環境的背景としての都市空間に着目して、中世後期からルネサンスにかけての人々の空間認識がどのように変化し、ルネサンスの都市景観を生み出したのかを考えます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」<修復後>


片山 伸也(かたやま しんや)氏 プロフィール 
 
1969年生まれ。
1992年 東京芸術大学美術学部建築科卒業。
1993~95年 フィレンツェ大学建築学部留学。
東京芸術大学大学院美術研究科博士課程満期退学。博士(美術)。
1997~2000年 曽根幸一・環境設計研究所に勤務。
東京芸術大学美術学部非常勤助手を経て、2006年 日本女子大学家政学部専任講師着任。現在同大学建築デザイン学部教授。 専門はイタリア中近世都市史。
著書に『中世後期シエナにおける都市美の表象』中央公論美術出版2013年(単著)、
『イタリアの中世都市-アゾロの建築から領域まで』鹿島出版会2020年(分担執筆)などがある。




開催概要


  日 時   2025年5月18日(日)14:00~15:00(13:30開場)

  題 名   第2回 地中海学会定期講座@大塚国際美術館「イタリア都市の変貌 ~中世からルネサンスへ~」

  会 場   大塚国際美術館 別館2階 オープンスペース

  定 員   40人(事前予約制・自由席)

  参加費   無料ですが、入館料が必要です


  申し込み方法  
5月17日(土)17:00 までに、電話(大塚国際美術館088-687-3737 )または、下記の「第2回 地中海学会定期講座@大塚国際美術館 予約申し込み」メールフォームで ①代表者氏名 ②参加人数 ③連絡先(電話番号) をご連絡ください。

◆メールでのお申し込みはこちら
※定員になり次第締め切り

※イベントは、状況により、変更・休止する場合がございます



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