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大塚国際美術館は、おかげさまで2023年3月21日(火・祝)に開館25周年を迎えます。これを記念し、来春3月14日(火)からオランダを代表する巨匠、フィンセント・ファン・ゴッホが描いた「夜のカフェテラス」を陶板で原寸大に再現し、一般公開します。当館ではゴッホの7つの「ヒマワリ」をはじめ現在16点を常設展示していますが、今回の追加により計17点が一堂に鑑賞できます。今なお多くの人々を魅了し続けるゴッホの新展示にご期待ください。
ゴッホ「夜のカフェテラス」
1888年 油彩/カンヴァス 81×65.5cm
クレラー=ミュラー美術館(オランダ、オッテルロー)
写真提供 ユニフォトプレス

「夜のカフェテラス」の舞台は、南フランス・アルルの中心部にあるフォーラム広場に建つカフェテラスです。当時、このカフェは実際に存在し、ゴッホが画家仲間とともに訪れた場所でした。

 星が瞬く“青色”の夜空のもと、ガス灯に照らし出されたカフェテラスが“黄色”に輝いています。これは、ゴッホが得意とする色彩の対比で、黒を使わず夜景を描いたアルル時代を代表する傑作とされています。

彼は、「自分が描いたヒマワリでアルルのアトリエを飾り、盟友ゴーギャンを迎えたい」と夢を抱き、1週間とかからず4枚の「ヒマワリ」を完成させました。その後、ゴーギャンが到着する前月の9月に本作を制作。画面中央の近づいてくる馬車に、到着への期待を託しているとも考えられています。

フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)

1853年、オランダ南部の村フロート・ズンデルトに牧師の息子として誕生。聖職者を志すが挫折し、27歳の時に画家の道へ。画商の弟テオを頼ってパリへ、やがて南仏アルルへと移住。親友ゴーギャンと共同生活を始めるが2カ月で破綻。その後、精神を病みオーヴェール・シュル・オワーズで自ら命を絶ち、37歳で亡くなりました。10年という短い画家生活でしたが、その作品は多くの人に愛されています。
▲ゴッホ “7つのヒマワリ”  近代展示室60
当館は、2018年3月に開館20周年記念事業として、世界に点在するゴッホが描いた花瓶の「ヒマワリ」7点を原寸大で再現、一堂に展示しています。
▲ゴッホの作品 近代展示室73

大塚国際美術館で鑑賞できるゴッホ作品一覧(16点)


作品名所蔵先名作品No
1麦藁帽子の自画像デトロイト美術研究所、アメリカ704
2自画像オルセー美術館、フランス705
3アルルのゴッホの部屋オルセー美術館、フランス707
4ローヌ川の星月夜オルセー美術館(寄託)、フランス708
5種まく人クレラー=ミュラー美術館、オランダ709
6ガシェ博士の肖像オルセー美術館、フランス710
7オーヴェールの教会オルセー美術館、フランス711
8
ジャガイモを食べる人々
ゴッホ美術館、オランダ1022
9ヒマワリ個人蔵
1076
10ヒマワリ1945年兵庫県芦屋市にて焼失1075
11ヒマワリノイエ・ピナコテーク、ドイツ1077
12ヒマワリナショナル・ギャラリー、イギリス1078
13ヒマワリSOMPO美術館、日本1079
14ヒマワリフィラデルフィア美術館、アメリカ1080
15ヒマワリゴッホ美術館、オランダ706
16タラスコンへの道を行く画家1945年消失、ドイツ1082
 
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