おすすめの今月の1枚

   
大塚国際美術館スタッフが毎月おすすめの作品をご紹介。
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【今月の1枚】モネ「睡蓮:緑のハーモニー」

【今月の1枚】モネ「睡蓮:緑のハーモニー」
 
《睡蓮:緑のハーモニー》は、“モネと言えば睡蓮”といわれるほど多くの人が知るクロード・モネの代表作品の一枚です。モネは、生涯2000点ほどの油彩画を描きましたが、その内300点近くといわれるほどの睡蓮作品を描きました。これらの作品はモネが43歳から86歳で亡くなるまで暮らしたジヴェルニー村の自宅の庭の風景を描いたものです。その庭には睡蓮の花が咲く「水の庭」をつくりました。浮世絵に魅せられたモネは、多くの浮世絵コレクションを所有し、「水の庭」には、歌川広重の浮世絵「亀戸天神」に描かれた太鼓橋に着想を得た橋までつくる凝りようです。《睡蓮:緑のハーモニー》は、太鼓橋に青々と生い茂る柳、ピンクや白の愛らしい睡蓮が開花している風景が描かれています。

大塚国際美術館の地下2階にはモネが人生の半分を過ごした村の名前を冠したカフェ、「カフェ・ド・ジヴェルニー」があります。カフェ・ド・ジヴェルニーでは、この夏《睡蓮:緑のハーモニー》をイメージしたデザート、「完熟メロンのハーモニーパフェ」が大人気です。8月は睡蓮の最盛期。カフェで睡蓮を眺めながらモネの時代に思いをはせ、甘いパフェはいかがですか。
 
(文責:浅井智誉子 2019年8月)
 
 
モネの「大睡蓮」
モネ、クロード《睡蓮:緑のハーモニー》
1899年
89×93㎝
オルセー美術館、パリ、フランス
 
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