第4回 地中海学会定期講座@大塚国際美術館

1977年に地中海・環地中海域の総合的な研究を目指して結成された「地中海学会」の会員研究者を講師としてお迎えし、地中海学会定期講座を開催します。第4回は、伊藤拓真氏(九州大学人文科学研究院 准教授)に“システィーナ礼拝堂”についてお話いただきます。西洋名画の鑑賞とともに、地中海地域で花開いた美術、建築、歴史に触れる貴重なこの機会をお見逃しなく!
システィーナ礼拝堂を読み直す 九州大学人文科学研究院 准教授 伊藤 拓真氏より
本講演では、システィーナ礼拝堂の建造からミケランジェロの天井画および壁画「最後の審判」に至る変遷をたどり、その内部装飾の位置づけがいかに変化してきたのかを考察します。教皇のための空間として設けられたこの礼拝堂は、当初、ペルジーノやボッティチェッリらによって装飾されましたが、その後の再編を経て、“ミケランジェロの礼拝堂”へと変貌します。この過程において、建造当初の壁画の位置づけも変化し、フィレンツェの画家たちの系譜がより強く意識されるようになりました。本講演では、大塚国際美術館のシスティーナ・ホールがミケランジェロの壁画に焦点を当てて再現されている点にも注目し、その特徴と意義についても考察します。

「システィーナ・ホール」

伊藤 拓真(いとう たくま)氏 プロフィール
九州大学人文科学研究院准教授。東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了後、ピサ高等師範学校(Scuola Normale Superiore)博士課程を修了し、博士号(PhD)を取得。神戸女学院大学文学部准教授などを経て現職。専門はイタリア美術史、特にトスカーナ地方およびフィレンツェを中心とするルネサンス美術を主な研究対象とし、制作実践や工房組織、美術理論と歴史記述の関係を視野に入れた研究を行っている。主な著書に『ルネサンス期トスカーナのステンドグラス』(中央公論美術出版、2017年)、『フィレンツェのルネサンス絵画』(三元社、2026年)などがある。
開催概要 |
日 時 2026年5月10日(日)14:00~15:00(13:30開場)
題 名 第4回 地中海学会定期講座@大塚国際美術館「システィーナ礼拝堂を読み直す」
会 場 大塚国際美術館 別館2階 オープンスペース
定 員 40人 (事前予約制・自由席)
参加費 無料ですが、入館料が必要です
申し込み方法
5月9日(土)17:00 までに、電話(大塚国際美術館088-687-3737 )または、下記の「第4回 地中海学会定期講座@大塚国際美術館 予約申し込み」メールフォームで ①代表者氏名 ②参加人数 ③連絡先(電話番号) をご連絡ください。
◆メールでのお申し込みはこちら
※定員になり次第締め切り

